堆肥と化学肥料 〜自然が教える農業のお手本(飯島秀行著)より〜

  • 2017.02.18 Saturday
  • 10:12

 

 昨日のブログで、堆肥と化学肥料について書きましたが、

自然が教える農業のお手本(飯島秀行著)に、同じタイトルの章が

ありますので、記載します。

 

 堆肥でも、未醗酵であればケミカル、化学肥料です。

良し悪しはサイクルで決まるという最も重要なことが

昨日のブログには記載してありませんでした。

 

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堆肥と化学肥料

 

 堆肥とは何か、化学肥料とは何か。

 堆肥とは、自然の肥料です。化学肥料とは、不自然な肥料の事です。

 自然とは、エネルギーを吸引して形を変えながら永久運動を起こしている

サイクルの事です。

 

 自然の堆肥と言う言葉はありますが、化学の堆肥と言う言葉は、聞いた

事がありません。堆肥は、落ち葉や糞尿を混ぜ合わせて作った、醗酵

肥料の事です。

 完全の醗酵が完了した物質を、堆肥、と言います。

 従って堆肥は、エネルギーを取り入れる条件を持つ、自然の肥料、と

言います。しかし、落ち葉や糞尿を混ぜ合わせて作った物でも、未醗酵

であれば、化学肥料なのです。

 

 何故なら、未完熟堆肥は、エネルギーを取り入れる事は、出来ません。

 

 逆にエネルギーを放出化してしまいます。

 

 同じ物質を作っても、作業過程を誤れば、自然サイクルと不自然のサイクルの

方向に、分かれてしまうのです。

 

 逆も真なり、と言いますが、化学肥料を醗酵させますと、自然肥料に変化

します。自然肥料に変化します。堆肥とは、吸引サイクル肥料の事で、

化学肥料とは、放出サイクルの肥料の事を言うのです。

 

 堆肥は、時間が経てば経つほど、質の良い堆肥に成ります。

 何十年、何百年経った堆肥は、畑のダイヤモンドです。

 化学肥料は、何年も過ぎれば、肥料能力は消えてしまうと思いますが、

堆肥は全く逆の性質を持っています。

 永久機関としての堆肥作りは、フリーエネルギーの基本的な物です。

 堆肥作りに、これは使用してはいけない、と言う物質はありません。

 

 魚であろうと、肉であろうと、どんな残渣物でも構いません。種類

が多ければ多いほど、質の良い堆肥に仕上がります。

 

 勿論、化学肥料も構いません。寧ろ、堆肥に化学肥料を入れて作った

方が、良い堆肥に成ると思います。

 

 しかし、大事な事が一つだけあります。

 それは完全に醗酵させて無機化する事です。

 

 醗酵が未完熟だと、エネルギーを取り入れるどころか、エネルギーを

放出してしまうからです。 

 堆肥が未完熟か完了したかを見極める事が重要な仕事です。

 純度の高い堆肥ほど、畑に多い量は必要ありません。

 

〜堆肥増殖の方法〜

 

 畑の土100リットル位と完熟した堆肥10リットル位を用意し、

両方を良く乾燥させます。乾燥させた後、ブルーシートの上で、

2種類を良くかき混ぜます。

 

 一度かき混ぜが終わってから、再度水を掛けながら、混ぜ込んで

行きます。出来れば水よりお湯の方が理想的です。

 少々多めに水分を与えます。シートの下に少々水が溜まる位が

最適です。

 

 水分調整が済んだら、ブルーシートで、下部から上部までスッポリ

包み込みます。土をビニール袋に入れて、入り口を紐で縛った状態です。

 

 そのままの形で、7日〜10日位寝かせて置きます。

 10日してシートのふたを開け良く乾燥させます。

 10リットルの菌が100リットルの菌に増えています。

 その100リットルの菌(堆肥)を畑に巻き戻してあげると、

畑の土はどんどん良くなります。

 

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 堆肥増殖の方法の最も重要なポイントは、赤字の、良く乾燥させます。

というところです。

 

 乾燥したものに対して、水分調整していく。

ギャップがあるから、エネルギーが入ってきます。

 

 飯島さんは、農業指導でそこを強調して話していました。

しかし、目の前に見える物質だけを見て、大事なポイントを聞き逃している人が

多いように感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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